29.妖怪「恩知らず」の退治法

さて、ではこの妖怪「恩知らず」の退治方法をお教えしましょう。

これはとにかく「相手の思いを真摯に感じる」事から始まります。すなわち「ご恩」はその方がどれほどに自分の事を思ってくれたかをまずは率直に受け止めて、感謝の気持ちを持ち続ける事です。この続けると言うところに受けた「ご恩」の量が比例します。それがその方にいかに伝わるか・・が返した量になるのです。

物的な「ご恩」は関係ないのです、たとえお金を借りて返したにせよ、そこに感謝の気持ちが乗っていなければ「ご恩」を返した事にはなりません、なぜなら「ご恩」は意識の世界で生じる事ですから、三次元の物質世界でのお返しとは別物なのだと理解して下さい。

あくまでも心の問題だと言う事に気付かないと、あっという間に妖怪「恩知らず」に憑依されてしまうのです。

お金に困って、お金を貸してもらいなんとかその場はしのげた・・そんな時にお礼の手紙を感謝を込めて書く・・・・いやいや・・正直、そんな人見た事も聞いた事もありません。大体、そういう事が出来る人はそんなに人生に困るような事は起きないのです、そういう事が出来ないから人生がうまく行かないと言う人が大半なのです。

3unRDdQzOzP7tYE_7618.jpeg


それから、恩知らずな人の特徴に「人にどう思われるか」ばかり気にしていると書きましたが、その通りなのです。こういう人はまずそっちが先なのです、自分優先。だから一見、ご立派な事を言う人が多かったりするんです。

しかし、その人がそれをやれているのは人様からの「ご恩」で成り立っている・・と言う事に気がつきません、だからまるで自分は人の役にたっている、と言う風に勘違い人生を送ります。とにかく人への「気遣い」が無いんです。

役にたっているどころか、世間に頼って甘えて威張っているだけです。ですからこういう人はまったく「今」の自分が見えていません。「裸の王様」と言うのはこういう人の事を言います。

この妖怪退治法はけっこう難しいのです。なぜならこの妖怪に取り憑かれたと言う自覚が非常に乏しいのです。はっきり言えば「自分が何をやっているのか」が解っていません。だから次から次に他人に頼って何ひとつ自分では決められません。占いやら神頼み、癒しやら人生相談、そんな事ばかりに頼ります。また自分自身もそういう事をやって、勝手に役にたっていると勘違いして、ご立派な事を言う人が実に多いのです。「恩知らず」は「無礼」にもつながります。

正直なところ、この妖怪に取り憑かれた人は自分で気付くしか方法はないのです、もし実際に具体的な方法で「ご恩返し」がしたい!と思うなら手紙にきちんと思いを託して書いてみる、いまの時代ならメールやメッセージでもいいから、きちんと自分の感謝の思いが伝わるように気持ちを伝える事が重要です。

物的に受けた「ご恩」も返せれば一番良いのは当たり前ですが、どうしても無理であっても、受けた思いの倍ぐらいの感謝の気持ちが相手に伝わるような「思いを返す」事ができれば、ずいぶんとカルマも軽くなる事でしょう。

大分前に受けたご恩で、もうその方はこの世におられない・・そんな事もあるとは思います、そういう場合はその方に受けた、ご恩(思い)と同じぐらいの事を誰かにして上げればいいのです。ただし、恩人が存命ならその方にお返ししなければ意味はありません、あくまでもこの世で受けたご恩はこの世で返す、が基本です、お間違いないように。

すなわち恩人が生きているのに、その恩を返さずにいくら人の役にたつ事をしてもカルマは減るわけではありません。それこそが「恩知らず」の生き方だと知って下さい。あくまでも受けたところに返すのが「恩返し」なのです。
日本には暑中見舞いや年賀状などと言う素晴らしい伝統もあるのです。お中元やお歳暮なんて恩返しには最高のチャンスでしょう。

819f3fe9a29607bc54f1d1d5529e3a6c.jpg


しかし、この手紙にせよメールにせよ、まあそういう発想が出て来ないのが「恩知らず」です、だってそういう事がちゃんと出来る人は「恩知らず」じゃないんですからw

この妖怪「恩知らず」はとにかく自分を見えなくしてしまう。すなわち「恩知らず」ほど「恩知らず」だと気付いていない・・と言うのが本当のところです。

ですから、これはまず本人が気付くしか助かる道はありません。なぜならこれは「他人は教えてくれない」事の典型的なケースなんです、まずこれを気付かせてくれる人は居ないと思って下さい、自分のカルマに気づくのは自分しか居ません。

だって、その人がどんな「ご恩」を受けて来たか?なんて他人が知ってるわけがないじゃありませんか!

そういう事です、過去を振り返り、受けた「ご恩」の思いを、あなた自身がどう受取りどう過ごして来たかを思い出せばあなたのカルマはちゃんと見えてくるはずです。

さあ、返していない「思い」が残っていれば、すぐにでも返すものは返し、思いをきちんと伝えて下さいね!そうすれば妖怪「恩知らず」も知らずのうちに退散します。

心からの感謝の気持ちを手紙に書く。
心のこもったお礼の品を送る。

たったそれだけの事が出来ないようじゃ人として一人前ではないのです。

すなわち「恩知らず」な人とは自立した一人の大人に成れていない・・と言う事なのです。

「日本は世界一優しい人の多い国」なのです、落とした財布が帰って来る国なんて世界中で日本しかあり得ないのです、外国人がパスポートを無くして警察に行ったら先に届いていてびっくりするそうです、本当にこの国はそういう国なんです、だから逆に恩を受けても慣れっこになって知らずのうちに「恩知らず」になる人も多いと言う事です、気をつけましょうね!




にほんブログ村 哲学・思想ブログ 最高の人生へ ←ぽちっとね!
関連記事
スポンサーサイト